vol.3 #32 ライアン･ローク選手にインタビュー！
ルクセンブルク、ポルトガルと海外を渡り、滋賀にやってきた頼れる男。
レイクスターズでは副キャプテンとして外国人選手たちをまとめる役も担う。
闘う気持ちと冷静さを兼ね備え、コーネル大学を卒業した高い頭脳と高いバスケットボールセンスを武器に攻守に貢献するユーティリティプレイヤー、ライアン・ローク選手に独占インタビュー！
「自然に囲まれた環境は故郷シアトルみたいで過ごしやすい」
――日本に来る前のイメージと来てからのイメージの違いはありましたか？
ライアン・ローク選手(以下ライアン)：東京はすごく有名で、人がたくさんいて都会的なイメージがありました。
もちろん日本全体が東京のような街でないことも理解してましたし、どんな状況でも受け入れられるという気持ちで日本に来ました。
滋賀は非常にゆったりしていて湖に近くて山に囲まれていて、生まれ育ったシアトルに似ていたので大きなイメージの違いというのはありませんでした。
これまでプロ生活を過ごしたルクセンブルクやポルトガルもゆったりしていたんですが、活動的な生活スタイルが好きなので日本の方が自分には合ってると思いますね。
――滋賀でよく行くお気に入りのスポットは？
ライアン：やっぱり琵琶湖ですね。シアトルの環境に似てるからだと思います。
――日本で行ってみたい場所は？
ライアン：富士山にも行ってみたいですし、東京の築地の市場にも行ってみたいです。
「今こうしてバスケを続けられるということがすごく幸せ」
――バスケをはじめたのはいつですか？
ライアン：歩き始めてすぐボールを触ってました。
色んなスポーツもやりましたけど、バスケが一番自信がありました。
――バスケをやめようと思ったことはありますか？
ライアン：今まで何十年もやり続けていることですからしんどいなあと思うことももちろんありました。
一度本当にもうバスケをやめようと思ったことがあって、高校のときにバスケから離れたことがありました。
NBAの選手になりたいと思いながらずっと努力してたんですが、なかなか一番になれず時間の無駄なんじゃないかと思っていたんです。
でも周りの人から「一番になれなくても自分が全力を尽くせればいいじゃないか」と言ってもらえましたし、バスケがどうしても恋しくなって2、3週間で戻りました。
それからはやめようと思ったことはないですね。
――バスケ人生でよかったことはありますか？
ライアン：今こうしてバスケを続けられるということがすごく幸せですね。
小さい頃からバスケをやっている人はたくさんいますが、高校生まで続けられる人、大学生まで続けられる人、プロになれる人、プロで何年も続けられる人と段々と門が狭くなっていきます。
その中で自分がプロとして、しかも毎日より良くなろうと努力し続けられる環境にいれることがすごく幸せなことだと思います。
読者の方からの質問
「副キャプテンとしてこのチームをどうやってまとめていますか？」
ライアン：自分がチームにもたらすことのできることは、やはり今まで培ってきた経験だと思います。
こういう場面ではこういうプレーをした方がいいとか、経験として分かっているのはチームの外国人の中では自分だけだと思いますし、ボビーやレイはレイクスがプロとしての初めてのチームですから行動で示すことでチームをまとめていけたらと思います。
――滋賀の（日本の）ブースターの印象は？
ライアン：今までやってきた国ではプロバスケットボール自体の歴史が長いので熱心に応援してくれるのですが、単にプロ選手とファンというだけの関係でした。
日本のブースターは単純にその関係というよりはもっと密接な一体となった関係が築けていますね。
例えば試合が終わった後、僕たちが帰る時までずっと待っててくれて話しかけてくれる方がいたり、練習まで見に来てくれる方がいたりとより身近な存在に感じます。
滋賀では今まで、子供たちにとってバスケのお手本になれるような憧れる選手が近くにいなかったと思うので、レイクスの選手たちがそうなれるといいですね。
「NBAの選手に憧れていました」
読者の方からの質問
「これまで行かれた中で、一番好きな都市（街）はどこですか？」
ライアン：もちろん大津！
それ以外で言うとイタリアの街が好きですね。
旅行でイタリア中を周ったんですが本当にいい所でした。
読者の方からの質問
「バスケ以外に好きなスポーツはありますか？」
ライアン：アメフトですね。
やったことはないんですが、アメリカでも人気のスポーツです。
野球もずっとやっていたんで好きですね。WBCも見ましたよ。日本が優勝しましたね。
読者の方からの質問
「一番リラックス出来るのは、どういうシチュエーションですか？」
ライアン：練習のある日は自分で料理をしたり、読書をしたりしてリラックスしています。
オフの日は観光に行って癒されています。
オフシーズンになったら自分で子供向けのバスケットボールキャンプを企画して実行したりするのが好きなので日本でもやってみたいですね。
――子供の頃の夢はなんでしたか？
ライアン：やっぱりNBAの選手になりたかったです。
マイケル・ジョーダンは偉大な選手ですし、シアトル・スーパーソニックスに所属していたショーン・ケンプ(※参考リンク)やゲイリー・ペイトン(※参考リンク)に憧れていました。
――自分の性格を一言で言うと？
ライアン：「determined」ですね。（「決心」や「決意の固い」などを意味します。）
――好きな芸能人は？
ライアン：デンゼル・ワシントン(※参考リンク)です。
演技力があるのはもちろんですが、カメラが回ってない時の立ち振る舞いなんかも素晴らしいんですよ。
――好きな女性のタイプは？
ライアン：もちろんガールフレンドですよ(笑)
有名人でいうとアリシア・キーズ(※参考リンク)のような女性が好きですね。
彼女はいいピアノを弾くし、それだけでなく色んな音楽に挑戦してすごくクリエイティブです。
――好きな日本食はなんですか？
ライアン：しゃぶしゃぶが好きです。
味も好きですし、肉や野菜を入れたときの香りが良くて食欲が出ますよね。
すぐに食べられるのもいいです。
――金魚を飼っておられるそうですが元気ですか？どんな金魚ですか？
ライアン：出目金を飼ってるんですが、毎日きちんと餌もあげてますし太り過ぎないように管理もしていますから元気ですよ。
日本では金魚すくいがお祭りであるらしいですね。
――ブログにたくさんのコメントを頂いていると思いますがなにかメッセージをお願いします。
ライアン：すごく楽しんで書かせてもらっています。
初めは誰も読んでないんじゃないかなんて思ってましたが、たくさんメッセージをもらえると読んでもらってるのを実感できますし嬉しいです。
このサイトに掲載されている全ての画像、文章のデータについて、無断転用・無断転載をお断りいたします。
