滋賀咲くブログpresents 「Lmag」 【滋賀レイクスターズマガジン】

vol.1 #11 藤原 隆充選手にインタビュー!

vol.1 #11 藤原 隆充選手にインタビュー!

今シーズンよりプロバスケットボールリーグbjリーグに新規参入を果たした滋賀レイクスターズ。
藤原 隆充選手はキャプテンとしてチームを引っ張り、冷静な判断力と熱い気持ちのこもったプレーでブースター(観客)を盛り上げる。
7年間を過ごした新潟から湖国にやってきたWARAに直撃インタビュー!





「滋賀といえば琵琶湖、比叡山、ひこにゃん!」




――滋賀についてどんなイメージを持っておられましたか?

藤原隆充選手(以下WARA):全然どんなところか分からなかったんですけど、まず一番に思い浮かぶのはやはり「琵琶湖」でしたね。
bjリーグに滋賀が新規参入するということで、インターネットで滋賀について色々調べたことがあったんです。
中学生の時くらいから歴史や宗教観にすごく興味があったんで、比叡山が滋賀にあるのを知って嬉しかったですね。
今度機会があれば禅の修業に行ってみようと思っています。
実際に滋賀に来て感じたのはすごく時間の流れがゆっくりですごくアスリート向きだなと思いました。
遊ぶところも多くないので誘惑も少ないですしバスケに集中できますね。
先日出場させてもらったオールスターは見てもらえました?
「I Love 滋賀」Tシャツを着ていたんですよ。
滋賀大好きぶりをアピールしてきました。

――普段よく行かれるようなお気に入りのスポットはありますか?

WARA:身体のケアも兼ねて温泉にはよく行きますね。
オフの日によく行くようなお気に入りはまだ見つかってないのでこれから見つけたいと思います。

――行ってみたい場所はあるんですか?

WARA:やっぱり比叡山ですかね(笑)是非行きたいです。
あとは一度石山寺にも行ったんですが途中で大雨になってしまってちゃんと見られなかったので、もう一度行きたいですね。
美味しい料理屋さんも見つけたいです。

――彦根といえば?

WARA:(即答で)ひこにゃん!

――ひこにゃんにはもう会われましたか?

WARA:まだ会ってないんですよ。彦根城も行ってみたいですね。
(ゆるキャラまつりの時の写真を見て)ひこにゃんの他に滋賀にもたくさんゆるキャラがいるようなので、色んなところで会ってみたいです。
うちの子供も喜びそうです。


キャプテンとしてチームをまとめる役割も担う。



「レイクスの試合はハラハラドキドキ、非日常感に溢れてます」




――バスケをはじめたのはいつですか?

WARA:小学3年の時に学校のクラブに入ったのが初めですね。
当時の担任の先生が顧問をやられていてすごく上手かったんですよ。
「この先生、すごいな」と思ったのがきっかけですね。
かけもちで野球やアイスホッケーもやったりしていました。
父親が元々スポーツ大好きで色んなスポーツをやらせてもらってました。

――その中でバスケを選ばれたのはなぜですか?

WARA:唯一父親がやったことないスポーツだったんですね。
「これなら親父に勝てる!」と思いました。
他のスポーツでは父親には勝てなかったのでバスケを選びました。

――バスケをもう辞めたいと思ったことはありましたか?

WARA:バスケを嫌いになったことは一度もありません。
でも一度だけバスケを辞めようと思ったことがありました。
中学1、2年の時にずっといじめにあってたんですよ。
で、もう嫌になって学校を辞めたいと親に話したことがあったんです。
その時父親に言われたんです。
「いじめにあって大変かもしらんけど、そんなことで大好きなバスケを取り上げられていいんか?」
その言葉を聞いてやっぱり辞めたくないと頑張りました。

――これからいつまでバスケを続けたいですか?

WARA:とりあえずの区切りとして35歳まで続けたいというのが今の目標です。
人生計画を5年区切りくらいで考えてたので特に35という数字にこだわりがあるわけではないです。
引退後は自分の性格から考えると人の下について働くってたぶんできないので、自分でなにかやりたいですね。
指導者っていうのはあまり考えてなくて、バスケだったら演出をやってみたりしてみたいです。


――バスケの試合中に気をつけておられることはありますか?

WARA:常に味方の選手とコミュニケーションをとるようにしています。
試合前に体調の把握をするのはもちろん、今周りの選手がどういう状況にいるのか、どういう感覚でプレーしてるのかを考えながらプレーしています。
レイクスターズには若い選手が多いのでキャプテンとして引っ張っていけるようにしています。

――バスケ人生で一番嬉しかった出来事を教えてください。

WARA:ルーキーのときにアルビレックス新潟で優勝できたことが一番嬉しかったですね。
チームの主力が抜けて僕が入ったんですけど、明らかに戦力ダウンって言われてたんですよ。
自分が入って弱くなるのなんか絶対嫌だなぁと。
でもシーズンが終わって前のシーズンよりもいい成績で終われ、優勝できたっていうのは非常に嬉しかったですね。
(藤原選手はその年の新人王に選ばれる活躍でした)
レイクスターズでも「新規参入チームだから弱い」と言われるのは悔しいので頑張りたいですね。


あきらめない泥臭いプレーが藤原選手の特徴。



――チームの中で仲の良い選手はおられるんですか?

WARA:みんな仲が良いですが石橋さんや町田とはよく話しますね。
小島とは家族ぐるみで付き合ってもらってます。

――チーム内で流行ってる言葉はありますか?

WARA:流行ってるわけではないんですが「忘れた」という言葉を使わないようにしています。
「忘れた」って言っちゃうと罰金っていうルールにしてるんですよ。
忘れ物をしたり約束事を忘れたりしないように。
意図的に「忘れた」という言葉を使わないようにしてる部分はあるんですが(笑)
そういう言葉遊びみたいなのはチームでよくやります。
韓国遠征の時も「熱い」「大丈夫」って言葉を使ったら罰金とかやってました。
集まったお金でシーズン後に美味しいものでも食べに行くつもりです。

――試合以外でのチームの雰囲気はどんな感じですか?

WARA:みんな本当に仲いいんで和気あいあいとしてますよ。


――はじめてレイクスターズの試合を見る方にここを見て欲しいというのがあれば教えてください。

WARA:点差がどれだけ開いていてもどうなるかわからないゲームをするチームなので、日頃なかなか味わえないその緊張感だったり興奮を感じてもらいたいですね。
良くも悪くも勢いのあるチームなのでハラハラドキドキしてもらえますよ(笑)
僕自身については泥臭いプレーだったりあきらめの悪いプレーを見てもらいたいですね。
みんなが取りに行かないようなルーズボールをベンチや観客席に飛び込んででもマイボールにする、そういったところを見てください!

――既にレイクスターズにもブースターと呼ばれる熱い応援をする方がたくさんおられますがどんな印象をお持ちですか?

WARA:最初は「おとなしいのかな」と思ってたんですが試合を追うごとに声援が大きくなってきたのでビックリしています。
応援の仕方が分かってきたりみんなゲームの雰囲気に慣れてきたのか「人数がそんなに多くなくてもここまで応援できるんだなあ」と思いました。
そういう意味では以前在籍していた新潟(アルビレックス新潟のブースターは熱い応援で有名)と同じくらいやそれ以上のポテンシャルがあるんじゃないかな。
新潟に近いものがあると思いました。



vol.1 #11 藤原 隆充選手にインタビュー!


「子どもと遊んでるとストレスも忘れちゃいますね」




――お子さんがお二人(2歳の娘さんと1歳の息子さん)おられるそうですが普段どんなことをして一緒に過ごされるているんですか?

WARA:今はまだ二人とも小さいので僕のおもちゃと化しています(笑)
家の中や公園でよく遊んでもらってます。
もう少し大きくなれば一緒に色んなところに出かけたいですね。

――バスケ以外に好きなスポーツはありますか?

WARA:今はバスケ以外には考えられないですね。
滋賀にもスキー場がたくさんあるのでスノーボードなんかにも行きたいんですが怪我が怖いので行けないんですよ。

――ストレス解消法はありますか?

WARA:結構言いたいことをその場で言うタイプなのであまりストレスを溜めないようにしてるんですが、家に帰ってかみさんと話したり子どもと遊んでると忘れちゃいますね。

――子どもの頃の夢はなんでしたか?

WARA:NHK教育テレビの子供向け番組のお兄さんになるのが夢でしたね。
何に憧れたのかわからないんですが当時の文集を見ると「NHKのお兄さんになりたい」と書いてました。
あとは「北斗の拳」のケンシロウや「ドラゴンボール」の孫悟空に憧れました。
少年ジャンプを当時読んでいて、孫悟空にはなれないけど頑張ればカメハメ波くらいは打てるようになるんじゃないかとか思ってました。

――自分の性格を一言で言うと?

WARA:「おちゃらけ」ですね。
根は真面目で義理人情に厚いタイプだと思いますけど、あまり周りの人に真面目なところを見せたくない部分があるんで普段は本当ダメですね(笑)
真面目な話をしていても最後にはおちゃらけてしまう。
恥ずかしくなってきてそれを隠してしまうんですよ。

――趣味はありますか?

WARA:釣りです。最近はあまり行けてないんですがよく海や川に行きました。
父親が船を持っていてよく連れて行ってもらったんでその影響ですかね。
琵琶湖でも是非やってみたいと思います。

でも最近なぜか魚を触るのが苦手になってしまったんです。
ヌメっとした感じが気持ち悪くなってしまって。
釣れても誰かに針から外してもらわないといけないんですよ。

――好きな芸能人は?

WARA:深津絵里です!
高校入る時くらいから大好きなんです。その前はJUDY AND MARYのヴォーカルYUKIが好きでした。

――好きな女性のタイプは?

WARA:笑顔がいい子がいいですね。人を惹きつけるような雰囲気があると魅力を感じますね。

――好きな音楽はありますか?

WARA:なんでも聞きますよ。演歌も聞きますし。
最近よく聴くのは町田に馬鹿にされるんですけどPerfumeです。
一番のお気に入りはバブルガムブラザーズの最新の曲ですね。
もうずーっと聴いてます。「親父のテーマソング」的な感じが最高です。

――ファッションについてこだわりはありますか?

WARA:人と同じが嫌なんですよ。
だから「WARAさん、これなんですか?」って聞かれるとたまらなく気持ちいいです(笑)
バッシュもよく変えますね。家に10足くらいあるんですよ。
普段履いてる靴も30足くらいあります。
ヘアスタイルはここ2年くらいで伸ばしました。
それまではずっと短髪でしたし特にこだわりがあるわけではないんですが一回伸ばしてみた時にオールバックにしてみたら「似合うんじゃない?」とかみさんに言われて以来伸ばしてますね。
なんかキリっと引き締まる感じがするんですよね。
試合前に髪を束ねるとスイッチが入るので儀式的な感じで続けています。
(もうひとつ試合前の儀式があるそうですが秘密だそうです)

――選手ブログにはたくさんメッセージが届いているそうですね。

WARA:そうなんですよ。ありがたいですね。
よく「本当にメッセージ全部読んでるの?」と聞かれるんですが全てのメッセージを読ませてもらっています。
皆さんの「頑張ってください」というメッセージには本当に力をもらいます。

――最後にLmag読者の方に一言お願いします。

WARA:今までバスケをやっていた方は滋賀レイクスターズに興味を持ってもらいやすいと思いますが、バスケを知らない方が会場に来ていただくのはなかなか勇気のいることかもしれません。
でもそういう方が会場に来てバスケを見ると「ハマってしまう」方が非常に多いスポーツだと思います。
絶対に損はさせませんので是非会場に来ていただきたいです。
僕たちがどうやって滋賀を盛り上げようとしているか見てください。
滋賀レイクスターズを一緒に盛り上げましょう。



取材:滋賀咲くブログ 掲載: 2009年02月10日 18:02

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