滋賀咲くブログpresents 「Lmag」 【滋賀レイクスターズマガジン】

vol.7 HC ロバート・ピアスにインタビュー!

vol.7 HC ロバート・ピアスにインタビュー!

アメリカ、中国など他国での指導経験もあり、日本代表のアシスタントコーチを務めた経験も。
昨シーズン惜しくもプレイオフ進出は逃したが、レイクスのポテンシャルの高さは証明できたはずだ。
今シーズンさらなる飛躍が期待されるレイクスの指揮官、ロバート・ピアスヘッドコーチに独占インタビュー!





「琵琶湖の湖岸で散歩するのがとても楽しい」




――まずはじめに、今日はなんとお呼びすればいいですか?

ロバート・ピアスHC(以下ピアスHC):ボブと呼んでください。
日本ではロバートと呼ばれることが多いですが、アメリカではボブですね。
ブースターの皆さんもボブと呼んでください。

――「滋賀のここが素晴らしい」と思われるところを教えてください。

ピアスHC:自然が多いことが本当に素晴らしいですね。
都会ではないですが、家族と暮らすには素晴らしい場所ですよね。
特に琵琶湖の湖岸でランニングされている方がいたり、子どもが遊んでいたりペットの散歩をされているのを見るとすごくほのぼのします。朝起きて散歩するのがとても楽しいです。

――滋賀に来てびっくりされたことはありましたか?

ピアスHC:鮒寿司は最初は驚きましたね。
でも、だんだん慣れてきてビールによく合うのがわかりました。

――よく行くお気に入りのスポットはありますか?

ピアスHC:自宅の近くにあるキッパーズケルシュというバーや、一番有名なのは大津パルコの下にあるスターバックスじゃないですか。あそこは私のオフィスみたいなもんですよ(笑)

――これから滋賀で行ってみたい場所はありますか?

ピアスHC:試合では野洲、守山、米原と色々と行きましたが観光はできてないんですよね。
今年は彦根でも試合が開催されるので楽しみですね。彦根城は是非行きたい。
でも、滋賀の町は有名な所でなくても歩いてるだけですごく楽しいです。
そこに住んでる人だけが知ってるようなお寺やお店など宝物がたくさん見つけられます。

読者の方からの質問
「スターバックスでのお気に入りメニューは?」

ピアスHC:特にこれというのはないんですよ。
「本日のオススメ」や普通のホットコーヒーを飲むことがほとんどですね。

読者の方からの質問
「滋賀に来てよかったなぁと思うことはなんですか?」

ピアスHC:バスケは日本ではまだまだ盛んなスポーツではないので滋賀に来る前はどんな反応があるのかとても心配していました。
でも、昨シーズンのような盛り上がりを見て本当に嬉しかったですね。
滋賀のブースターはとても熱い方たちばかりです。


vol.7 HC ロバート・ピアスにインタビュー!

「あきらめずに頑張って努力すれば夢はかなう」



――バスケ以外に好きなスポーツはありますか?

ピアスHC:観るほうでは、アメリカでは有名なアメフトやメジャーリーグ(野球)などはよく観ますね。
決勝など大事な試合は観るようにしています。

――座右の銘を教えてください。

ピアスHC:「The STRONG take from the WEAK,but the SMART take from the STRONG」です。
プリンストン大学の有名なバスケのヘッドコーチの言葉なんですが、直訳すると「強きは弱きをくじく。しかし、賢きものこそ強きものをくじく。」となります。
強いものは弱いものには勝つ。でも、賢いものは強いものにも勝つことができるという意味です。
日本に来る前に彼の本を買ってすごく影響を受けました。

――ストレス解消法はありますか?

ピアスHC:私はバスケのコーチですから、バスケのストレスはなかなか解消することは難しいですね。
ビールを飲んだり、ランニングをしたりすれば少しは解消されるかな。
あとは、中国語も勉強しているので難しい中国語の本を読んでいる間は集中しているので忘れることはできますね。

――子供の頃の夢はなんでしたか?

ピアスHC:小さい頃はバスケ選手を目指していましたが、中学生になってベンチに座ることが多かったので選手としてプロになるのは難しいと考えました。
そこからはコーチとして生活することを目指しました。

――何カ国語話せるんですか?

ピアスHC:英語、日本語、中国語、スペイン語の4つですね。
勉強したことのある言語はもっとたくさんありますよ。

――なぜそんなにたくさんの語学を勉強しているんですか?

ピアスHC:バスケのコーチで生活していこうとした時に、英語圏だけでなく色んな国で挑戦できるようにしたかったからです。
日本語も日本に来てから覚えたんでなく、日本でバスケのコーチをするために勉強したんです。
でも日本語は本当に難しいですよね。
一緒に勉強していた友達もみんな挫折していきました(笑)
でも負けず嫌いの性格だから覚えられたんでしょうね。

――日本語はどうやって勉強したんですか?

ピアスHC:日本の有名な本で「窓ぎわのトットちゃん」とうのがありますよね。
この本を何十回とカセットテープで聴きました。
日本語のリズム感もこれで学びましたし、日本語が解ってくると次第に感情移入するようになって、感動して涙するようになりました。
中国語も「窓ぎわのトットちゃん」の中国語版から勉強し始めました。
本はたくさん読みますね。
一番好きな本は妹尾河童の「少年H」です。


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――自分の性格を一言で言うと?

ピアスHC:「persistent」ですね。
日本語で言うと「不屈の」とか「粘り強い」という意味になります。
目標があれば忍耐強く続けることはすごく自分にとって大事なことです。
日本でバスケの仕事がしたいと思って、10年かけてやっと達成できたんです。
あきらめずに頑張って努力すれば夢はかなうんですよ。

――尊敬する人は?

ピアスHC:まだ学生の頃有名なUCLAのコーチの本を読んですごく影響を受けてすごく尊敬していますね。
バスケのことから生活スタイルまで参考にしました。








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――好きな女性のタイプは?

ピアスHC:もちろんキレイな方は好きですが、明るくて前向きな女性が好きですね。
毎日の生活を楽しんでる方が好きです。

――好きな音楽はなんですか?

ピアスHC:何でも好きですが、最近は中国のインディーズのバンドをよく聴いています。
日本人と中国人が一緒になってやっているバンドがあるんです。
日本語、英語、中国語を織り交ぜていてすごく面白い。
語学の勉強にもなるんですよ。

――好きな日本食はなんですか?

ピアスHC:お好み焼きが一番美味しいですね。
納豆も好きですし、嫌いなものはあまりありませんよ。

――お酒はなにをよく飲まれるんですか?

ピアスHC:ビールですね。
アメリカの西海岸に「Widmer Hefeweizen」という銘柄があるんですがこれが一番好きです。
ただ、残念ながら日本ではほとんど見かけないですね。


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「ファミリーみたいなブースター」



――試合中はチームのどんなところに気をつけていますか?

ピアスHC:まずその日の選手の調子を把握することですね。
もちろん相手によってやり方を変えることも必要ですし、今どの選手をコートに送り出せば勝利につながるかを考えています。
「今何が大事か」を常に意識しています。

読者の方からの質問
「2008-2009シーズンで印象に残っているゲームは?」

ピアスHC:まず始めに思い浮かぶのは、開幕から無傷で連勝を続けていた琉球ゴールデンキングスに勝利した試合ですね。
(11月16日(日)野洲市総合体育館 81-75で勝利)
レイクスがbjリーグで活躍できると証明できる試合になったと思います。
そして2月の大阪エヴェッサ戦。
(2月7日(土) 野洲市総合体育館 84-78で勝利)
これまで3連覇を成し遂げていたチームに勝てたことはチームの自信にもつながりました。

読者の方からの質問
「2009-2010シーズンでチームに期待することは?」

ピアスHC:まだ選手が全員決まっていないので難しい質問ですが、攻撃的なチームにしたいですね。
頭脳的に色んな形で攻めていきたいです。


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――滋賀のブースターの印象は?

ピアスHC:本当にファミリーみたいですね。
こんなに選手との距離感が近いのは、珍しいんじゃないでしょうか。
応援のメッセージもたくさんもらえますし、試合中に熱い応援もしてもらえますし嬉しいです。
スターバックスでコーヒーを飲んでると、たくさんの方に声も掛けてもらいました。

――ブースターのみなさんになにかメッセージをお願いします。

ピアスHC:昨シーズン滋賀のブースターの皆さんにはbjリーグで一番熱い声援を送ってもらいました。
今シーズンも引き続き応援してもらえるように、またよりたくさんの方に応援してもらえるように頑張ります!
一緒にプレイオフに出て有明に行きましょう!





取材:滋賀咲くブログ 掲載: 2009年07月10日 17:46

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