vol.12 #2ゲイリー・ハミルトン選手にインタビュー!
ロサンゼルス出身、名門マイアミ大学を卒業後ドイツで2年間プレーし、日本にやって来た25歳。
208cm115kgと恵まれた体格を活かしたゴール下でのプレーはもちろん、器用なボール捌きで相手チームを翻弄する。
その大きな体と、16歳からバスケを始めながらここまで登りつめたその理由とは!?
#2 ゲイリー・ハミルトン選手に独占インタビュー!
「浜大津アーカスによく行きますよ」
――日本、滋賀に来てみてどうですか?
ゲイリー・ハミルトン選手(以下ゲイリー):とてもいい所だと思いますよ。
来る前は小さい街だと聞いていたので、ちょっと心配していたんですが全然そんなこともなく、思っていたよりも都会で驚きました。
気候も過ごしやすいですね。
最近はちょっと寒くなってきましたが・・・。
でも、前に住んでいたドイツよりはマシです。
この時期は雪も降ってますし、寒いしで大変でしたよ。
――滋賀に来て3ヶ月が過ぎますが、お気に入りの場所はできましたか?
ゲイリー:浜大津アーカスによく行きますよ。
湖岸にあって景色もいいですし、映画も見られますし、ボウリングもできますよね。
ボウリング好きなんです。
――これから行ってみたい場所はありますか?
ゲイリー:先日活躍できた試合でミシガンの乗船券を商品で頂きました。
これで船上からの琵琶湖の景色を楽しみたいですね。
「マジック・ジョンソンを尊敬しています」
――趣味や特技はありますか?
ゲイリー:一つはさっきも言いましたが、ボウリングですね。
とはいってもスコアは130くらいなんですがね。
でも一番の趣味は寝ること。
毎日13時間から16時間くらい寝ています。
――子どもの頃の夢はなんでしたか?
ゲイリー:大統領になりたかったです。
でもオバマが黒人初の大統領になってくれたのでもうあきらめました(笑)
ちょっと若すぎましたね。
――子どもの頃はどんな少年だったんですか?
ゲイリー:いつもジョークを言ってみんなを笑わせるのが好きでしたね。
でも周りの友達の知らないところで勉強も頑張っていましたから成績はとても良かったです。
――自分の性格を一言で言うと?
ゲイリー:「silly」かな。(sillyは「馬鹿げた」とか「ふざけた」という意味。stupidのような悪意のある意味ではありません。)
いつも冗談ばかり言って周りのことを楽しませるのが好きなので。
――好きな言葉はありますか?
ゲイリー:「Keep God First」ですね。
キリスト教ですから、いつも神のことを一番に考えるように育ちました。
――好きなバスケットボール選手はおられますか?
マジック・ジョンソンですね!
彼はロサンゼルス・レイカーズで活躍していたのでよく知っています。(ゲイリーはロサンゼルス育ち)
プレー面でももちろん大好きですし、コート外でもすごく尊敬出来る人なんです。
ロサンゼルスに必要だと思われる施設なんかを私費で造ったりすごく地域のことを考えてくれている。
自分もそんなことができれば素晴らしいことですよね。
――日本で食べて美味しかったものを教えてください。
ゲイリー:焼肉ですね。
みんなで囲んでワイワイ言いながら肉や野菜を食べる。
とても美味しかったです。
――和食はなにか食べましたか?
ゲイリー:唐揚げはとても美味しいですね。
今度自分でも作ってみたいんですが難しいのかな。
ラーメンも好きです。
――ご自分で料理はされるんですか?
ゲイリー:しますよ。
一番の得意料理は「朝食」です。
パンを焼いて、卵を茹でて、コーヒーを入れて(笑)
読者の方からの質問
「好きな女性のタイプを教えてください」
ゲイリー:外交的で前向きな女性がいいですね。
でも、ずっとしゃべりっぱなしのような女性は疲れちゃいます。
読者の方からの質問
「どうしたらそんな大きな体になれるんですか?」
ゲイリー:一つは寝ることですね。
今でも13時間以上寝てるのでちょっとずつは成長してるかもしれませんね(笑)
家族もみんな大きな体をしているので遺伝的なものもあると思いますね。
ひょっとしたらロサンゼルスの水に体を大きくするような成分が入ってるのかな(笑)
「後悔しないように」
――バスケを始められたのはいつですか?
ゲイリー:16歳からです。
それまではアメフトをやっていたんです。
でも背が大きかったので父親から「バスケに転向しろ」と勧められたのがきっかけですね。
――今までもうバスケを辞めてしまおうと思ったことはありますか?
ゲイリー:バスケが嫌になって辞めようと思ったことは一度もないです。
バスケで戦うことはすごく好きですからそれは今後もないと思いますね。
でも実は日本に来る前にすこし迷ったことがありました。
僕には今高校生の弟がいるんですが、とてもバスケが上手でカリフォルニアでも一番になるくらいの実力があるんです。
家族と一緒にアメリカで弟の成長を見守るのも一つかなと思いました。
でも両親に相談した時に「とにかく後悔しないようにしなさい。弟の活躍は今じゃなくても見られるし、インターネットやテレビで見ることもできるんだから。」と言われ、日本でプレーすることを決断しました。
――バスケットボール選手になることはあまり考えていなかったんですか?
ゲイリー:はじめの頃はあまり考えていなかったですね。
両親にもまずは勉強のことを考えるように言われていましたからね。
でも、16歳で始めてからすぐに活躍することができるようになったし自分の中ではすごく自信があったんです。
たった2年でバスケでは名門のマイアミ大学に行けるようになったわけですから。
その頃には意識していましたね。
「クリスとユウタは親友だよ」
――チームの中で仲の良い選手はおられますか?
ゲイリー:クリス(クリス・シュラッター #4)ですね。
彼とは日本に来る前からの友人で一緒にプレーしていたこともあるんです。
日本人ではユウタ(小島佑太 #03)は親友だよ。
彼は英語は分からないけれど、何故かお互い分かり合えるんです。
きっと彼も僕のことを親友だと言ってくれると思いますよ。
――ゲイリー選手のプレーのここに注目してほしいという点を教えてください。
ゲイリー:プレーで言うと大きな体を活かして積極的にゴールに向かっていく所を見て欲しいですね。
あとはせっかくお金を払って自分たちの試合を観に来てくださっているので、プレー以外の部分でもなにか楽しんでもらえるようなことがないか常に意識しています。
――滋賀の熱いブースターにはどんな印象をお持ちですか?
ゲイリー:本当に心強い応援をしてくださいますね。
勝ってても負けてても同じように応援してくれるのでとても嬉しいです。
ホームでの勝利の一因はブースターの応援だと本当に思いますよ。
これからも同じように応援してもらえるように頑張りたいですね。
――ブログも始めていただきましたが、どんな事を書いていきたいですか?
ゲイリー:まずはもっとたくさん書いていきたいですね。
でもなかなか何を書いていけばいいのか悩んでしまって。
皆さんで質問なんかがあれば是非教えてください。
その質問に答えられるようにできればいいですね。
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